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トピックス: 2011年

頸肩腕症候群とは

2011年01月14日

「頸肩腕症候群」・・・「ケイケンワンショウコウグン」と読みます。
「何じゃ、コレ?」と思う方も多いのではないでしょうか?
「手話講習会で習った!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

◆「頸肩腕症候群」というのは、手話通訳者の職業病です。
腕や肩、頸部の筋肉などに負担が集中すること、および手話通訳は同時通訳なので、高度の集中力と緊張状態を保ち続けなければならず、きわめて高度な頭脳の働きが要求されます。

それらの原因により、手指や肩、頸部の筋肉や関節、腱等に痛みを生じ筋力が低下します。
それだけではなく、全身の倦怠感や不眠、イライラなどの精神症状も伴います。

◆私は経験が無いのですが、私が教えて頂いたベテランの手話通訳士の先生は「頸肩腕症候群」の御経験があるそうです。精神的に、うつ状態になったとおっしゃっていました。

◆防ぐためには、まずオーバーワークを避けること。長時間の通訳は、複数の通訳者が交代して行なうこと。
一人の通訳者が連続して手話通訳を行なう時間は、
a)講演会など   ・・・20分
b)テレビの手話挿入・・・15分
と言われています。

ただ、実際はその通りにいかないこともあります。派遣元からの仕事の場合は、キチンと複数の手話通訳をつけてくださいます。
でも個人的に依頼を受けたときは、ほとんど1日中一人でやることもあります。

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ユニバーサルデザインとは?

2011年01月01日

最近「ユニバーサルデザイン」(UD)という言葉をよく見かけます。
ユニバーサルデザインとは何でしょうか?
「ユニバーサルデザインとはすべての人にとって、できる限り利用可能であるように、
製品、建物、環境をデザインすることであり、デザイン変更や特別仕様のデザインが必要なものであってはならない(The design of products and environments to be usable by all people, to the greatest extent possible, without the need for adaptation or specialized design)」という定義があります。

つまり、ユニバーサルデザインの商品とは、一部の人にとってだけではなく、みんなにとって、使いやすくてわかりやすいものでなければなりません。

【身の回りのUD商品】
私たちが身近に使っているものの中にも、UD商品はあります。
たとえば、

①シャンプーボトル・・・シャンプーとコンディショナーを区別するためにシャンプーのボトルの横が、ギザギザになっています。


②缶ビールなどのプルトップ・・・缶ジュースと缶ビールなどのお酒を間違えて飲まないように、ビールなどのプルトップには点字で「お酒」と書いてあります(写真参照)

③携帯電話・・・携帯電話の「5」のキーの上には、小さなポッチがついていて触ってわかるようになっています。

この他にもいろいろあります。何か見つけたら、ぜひ教えてくださいね!

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