指文字読み取りでドキドキ!(手話通訳経験談13)
私は指文字は得意ではありません(><)
表現も読み取りもドキドキします。手話通訳士になって3年ですが、やっぱり今でも指文字は緊張します。
でも通訳をする時は、そんなことを言ってはいられません。例えば障害者のための就職の合同面接会で手話通訳をする時があります。色々な企業のブースが並んでいて、様々な障害者の方が、自分の関心のある企業のブースに行って、履歴書を提出して面接をうけるのです。そういう時は、
初めて会う方で名前も知らない方の手話通訳をするので、その方の名前をきちんと読み取って通訳しなければなりません。個人情報の関係で、「履歴書をちょっと見せて」というわけにもいかないので、緊張します。
でもそれ以外でも、絶対にキチンと指文字を読み取らなければならない通訳があります。
病院の眼科で視力検査の手話通訳をする時です。片目ずつ、オタマみたいなものを目に当てておこなう、あの検査です。
○がチョコッと切れていて、その切れ目の向きを「上」とか「下」とか「右」とかいう検査表のほかに、ひらがなを読む検査表もありますよね。そのひらがなの検査表で視力検査をする時は、
ろう者の方が視力表のひらがなを読んでそれを指文字で表し、その指文字を私が読み取って看護士さんに伝えます。もし読み間違えたら、その方の視力が間違って記録されてしまう…
「ち」と「つ」みたいに似ている指文字の時は特にドキドキします!!
手話学習中の方はもちろん、手話通訳士でもやっぱり指文字はイヤなものです。
実際はろう者の方も、「指文字苦手(><)」という方が多いです。
頑張って苦手を克服しなくちゃ!と自分にハッパをかけています(^^;)