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皆さんと一緒にボケたいんですが・・・(手話通訳経験談1)

手話通訳の現場に行くと、思いがけない色々なことがあります。
その中で、ものすごく印象に残っていることがあります。
今思い出しても恥ずかしい・・・

まだ手話通訳の仕事を始めたばかりの頃、あるイベントの手話通訳をしました。
高齢者の方を対象にした健康維持教室で、高齢者の方がまず始めに身長・体重・血圧を
測定してから、さまざまな体力測定をするものです。

私は開会式の実行委員長挨拶の手話通訳をしたのですが、その時その実行委員長さんが
「私も今年で85歳なので、本当なら皆さんと一緒に(体力測定を)受けたいところですが、
今日は皆さんのお世話をします」

そう言われたのに、私は聞き間違えてしまって「皆さんと一緒に(体力測定を)受けたい」と
言うのを、「ボケたい」だと思ってしまいました!(ありえない!!)

それで、ヘンだとも思わず聞えたとおりに「皆さんと一緒にボケたいんですが・・・」と表してしまいました!!
ろう者の方が「???」と言う顔をしたので、「あれ?何でだろう・・・」と思った瞬間、
「あ~!!間違えちゃった~!!『ボケたい』じゃなくて『(体力測定を)受けたい』だった~!!」
と気がつきました(><)
すぐに訂正をしましたが、穴があったら入りたかったです(赤面)

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